不動産のなかには、借地権を使って別の方の土地の上に建てられた家などもあります。
借地権のある家は売却できますが、さまざまな手続きを経なければなりません。
今回は、借地権とは何か、借地権のある家を売却する方法や売却の流れについてご紹介します。
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借地権とは
借地権とは、家を建てるために一定期間土地を借り受ける権利のことです。
借地権がある建物は、別の方が所有している土地の上に建てられています。
借地権にはいくつかの種類があり、契約を更新する限りは土地を使い続けられるのが普通借地権です。
一方で、契約期間こそ長いものの満了すると更新がなく、土地を利用できなくなる定期借地権もあります。
さらに、契約時に存続期間を定めたかどうかで権利の扱いが異なる旧借地権もあり、1992年まで使われていました。
存続期間の定めがないと建物が朽廃するとともに借地権が消滅しますが、定めがあるときはその期間がくるまでは建物が朽廃しても借地権が残ります。
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借地権がある家を売却する方法
借地権がある家の売却は、手間がかかることが多いですが、いくつかの対応策が存在します。
土地を借りている地主に家を買い取ってもらうことで、設定されていた借地権が自動的に消滅するという方法が取れます。
第三者に借地権がある家を売却する方法も可能ですが、その際は地主からの承諾が必要です。
承諾を得るには、譲渡承諾料を支払う必要があり、その額は借地権価格の約10%程度となります。
また、地主が持つ底地権を買い取ることで、借地権と底地権を一体化させた所有権として売り出すこともできます。
どの方法を選択する場合でも、地主との十分な話し合いを行い、売却に関する了承や許可を事前に得ることが重要です。
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借地権がある家を売却する際の流れ
借地権がある家を第三者に売却するための流れでは、まず不動産会社による査定を受け、その上で売却の仲介契約を結ぶ必要があります。
借地権がある家の売却実績が豊富な不動産会社を選べば、その後の複雑な手続きもスムーズに進む可能性が高まるでしょう。
次に、不動産会社を通じて地主と交渉し、譲渡承諾料を支払うことで売却の了承を得るステップに進みます。
地主から了承を得た後に売却活動を開始し、購入に関心を持つ買主を実際に見つけることを目指しましょう。
買主が見つかり次第、売買契約を正式に結び、家とともに借地権を円滑に引き渡します。
地主の了承を得ないまま売却活動を始めると、地主や買主との間でトラブルが発生するリスクがあるため、十分な注意が必要です。
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まとめ
借地権には普通借地権や定期借地権などの種類があり、それぞれ契約期間や更新の有無に特徴があります。
借地権がある家の売却では、地主との交渉や承諾が重要で、譲渡承諾料の支払いなどの対応が求められます。
売却活動を進める際は不動産会社を介し、手続きを円滑に進めるための専門的なサポートを受けること良いでしょう。
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